GoogleBuzzとTwitterについてざっと考察
Gメールユーザのすべて、ほとんど?が、ログインしたときに、BUZZ機能が始まったSweet!みたいなページにリダイレクトされたと思う。
実は、暗黙の了解すぎて気づきにくい事ではあるけど、ネット上の最大の「ソーシャルネットワーク」はEメールで、これをサーバベースで一元管理している世界最大のところは、もちろんGMailホストのGoogleだ。
ただ今バズワードとして語られている「ソーシャルネットワーク」とEメールというのは概念乖離がある。前者はオープン、後者はクローズドでPeerToPeerのやりとりがデフォルト、しかし、カーボンコピーで複数に発信、メーリングリストというSNS的使用方法はネットの黎明期からあった。
「ソーシャルネットワーク」においては、それぞれのホームポジションってのが重要になる。それは実世界とネット世界のアイデンティティを1:1に紐づけるものではないといけない。
ネット匿名文化全盛だった日本国内において、Twitterの人気と社会的認知度の高さ(著名人政治家財界人、ビジネス系アーリーアダプターが顔出し実名所属公開でやりはじめた)は、この匿名文化の崩壊、新しい実名ネットのコンセンサス形成が革新的に起こったのだと観察される。
メアド(GMail)というレガシーなホームポジションをそのままGoogleBuzzのホームポジションとして援用したのは、これは本当にやっぱGoogleの中の人は頭いい!というか大局ざっとみてやり方間違えないんだなあ、という印象。
つまり、GoogleBuzzができました、ベータ版です。ああもちろんGoogleアカウントですよー!という出し方でなく、Gメールにログインしたときに、このGメールにはBuzz機能があります、と「拡張」するように出した作法にこの思想が垣間見れる。
Twitterの弱いところは、まさにその存在意義であるリアルとネットのアイデンティティを1:1の紐づける部分。プロフィールも字数制限厳しいし所属などで横断検索ができない。「ダイレクトメッセージ」の設計にも無理がある。
Twitterはつまりオープンなソーシャルネットワークの先駆けとして存在意義があるのに、その肝心なホームポジションの実装が軟弱すぎる。ここに使い込むヘビーユーザーは限界を感じざるを得ない。リアルと紐づけるホームポジションとしては「外部」のブログに依存せざるを得ない。
一方で、GoogleBuzzのホームポジションとは、すでに言ったとおりメアドそのものだ。ダイレクトメッセージってのはそのままメールするということでもいいし、いろいろ設定できるようだ。
兎にも角にも、今後のオープンなソーシャルメディアの流れにおいては、ホームポジションが大事。参考 名前入りURLでソーシャルネットワークへの大事な一歩を踏み出したGoogleプロフィール http://goo.gl/8xA6
GoogleBuzz発信がTwitter発信を抜くかどうかだけれども、twitterの実装はそんなにホメられたものでもないので、可能性は高いと思う。
Twitterが発明した素晴らしい新概念として「マイクロブログ」というものがある。タイムラインもすごいけど、結局ひとつひとつのTweetに自分のホームポジションがついており、そのTweet1つが1つのネットURL,1つのオブジェクトとして全体の一部として連携していることが素晴らしい。
ただのこのTwitterオブジェクトがかなり貧弱で、140字のみ、画像も動画も埋め込めない、ブログと連携するのも外部サービスにAPI経由で依存する、そのリンク分は140字から差し引かれると、可用性が低すぎる。
たとえば、さっきBloggerブログを更新したら、自動的にhttp://goo.gl/Mk4z こういうGoogleBuzzオブジェクトのURLが公開されていた。展開リンクをおすと、全文見れる。140字規制なんてない。
自分のBuzzタイムラインにある人はすでに、画像貼り付ている。http://www.google.com/buzz/cekleijne/R5QvuepMdRL/Museum-revisited その下に僕がコメントしたらそのリンクもちゃんとBuzzオブジェクトに含まれている。
つまり、GoogleBuzzの設計は素晴らしい。Twitterがその存在意義、マイクロブログオブジェクトの相互連携という実装でまったく足りなかった部分を、すべて補完している。マイクロブログオブジェクト、ホームポジションにおけるプロフィールの横断検索なんてGoogleのお家芸だ。
結論として、ソーシャルメディアのプラットフォーム、リアル紐づけるネットアイデンティティとしてのホームポジションを提供するという意味で、Twitterは貧弱すぎて器が小さい。Googleはさすがにこの辺いい仕事しましたね、という強い印象。
さあ、これをまとめて、Bloggerにエントリしよう、そしてこれは一つのGoogeBuzzオブジェクトとなる。